米の検査内容・手順について

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米の検査画像

精米の表示は、消費者がお米を購入するときの判断材料として、必要な情報(産地・品種・産年)を提供するものです。その表示の基礎となるのが、全国で統一された規格により行われる農産物検査です。
検査場に集められたお米は、検査員に一袋ずつ検査されます。検査項目はお米の充実度・粒揃い・水分・被害粒や異物の混入割合などで、検査員の肉眼と計測で審査されます。長年農業に従事している私たちもこの時は、まるで試験結果を待つ受験生の気分で落ち着きません。そして、この検査を経て、お米はそれぞれ一等、二等、三等と等級別にそれぞれ印を押されて、消費者の皆様のもとへと届くのです。

お米の重量計測

1.重量計測


検査場へ運び込まれたお米は、まず袋ごとに重量を計測されます。
検査米の選別

2.検査米の選別


刺子(さす)と呼ばれる棒状の器具を使用して、実際の検査対象とするお米をランダムで抜き取ります。
色・粒揃いの検査

3.色・粒揃いの検査


カルトンと呼ばれる白と黒の皿で、お米の色や品質を判定します。悪いお米は白い皿では黒く、黒い皿では白く目立ちます。またその品種特有の大きさや色、粒揃いなどを調べます。
水分の検査

4.水分の検査


検査道具のひとつである「水分計」で検査米の水分を測り、お米に含まれている水分の状態を判断します。
小型精米機(パーラー)

5.精米機(パーラー)


検査用の小型精米機(パーラー)で精米して、その品質や胴割れを検査します。検査終了後、それぞれに等級がつけられます。